「エラの岩」の上にいる時の、澄んだ感覚を。
⽇⽥は⽔の街。川が中⼼にあり⽇⽥の⼈たちは⼦供のころから川遊びをして育ちます。いくつもの川遊びのスポットがある中で僕らがよく⾏っていたのが“エラ”という場所。
そこは川の奥まったところにあり、いくつかの岩に囲まれた泳ぎ場で⼤きな岩から⾶び込んだりして遊びます。中学⽣くらいからの登⻯⾨のような役割だったり⾃分たちの聖地みたいな場所でした。
そこの⼤きな岩に⾏くには⼿前の岩から⾶び込み、流れを突っ切り、岩にしがみついて登っていく。その場所でひと通り遊びまた陸に帰ってくるときは、⼤きな岩から⾶び降り、流れを突っきり、吸い込まれそうな岩の下に吸い込まれずにしがみついて帰ってくるという道のりになる。
そんな僕らの遊び場「エラの岩」の上にいる時の澄んだ感覚をいつも持っていたいという想いから、事業名を「エラノイワ」としました。
代表
瀬戸口 剛
GO SETOGUCHI
日田は素材の街であり職人の街
四方を山に囲まれて大きな三隈川の恵みがある自然素材の宝庫。日田にはそんな素材を贅沢に使用した建築物や手工芸品が多くあります。そんな素材や手工芸品は日田だけに留まらず、川下にあたる筑後地方の久留米や大川など各地に筏で運送してきた素材の街。
また縄文時代から現代に至るまで絶えず人々が暮らしてきた文化的な足跡が残る街。多くの遺跡や古城、寺社仏閣、江戸時代の町並みが残る歴史的建造物群保存地区の豆田町などは当時の建物や建築技法を今に見ることができます。
そして現代に暮らす日田の職人たちはこの町や伝統的建築物を当時の技法で残す腕が残っている日本でも稀な職人集団。
現代では伝統技術を持った職人の減少が全国的に問題になっている中で、九州各地の重要文化財など経験や技術を要する修繕工事には日田の職人が重宝され欠かせない存在となっています。
そんな日田の素材と日田の職人の技術を活かして、他所ではできないものづくりを意識して活動しています。
大分県日田市に活動の拠点を移して10年が経ち、その間の活動の中で出会ってきたものや関係性を育んで産まれたものがあります。
この場所で産まれているものを皆様にお届けできれば。
伝統左官工法による小鹿田土壁の施工
エラノイワは小鹿田焼協同組合と廃土などを使用した土壁の施工やプロダクトの制作販売の契約を結んでいる唯一のチーム。
小鹿田土壁の施工ができるのはエラノイワだけです。
また土壁の施工まではできなくても小鹿田の土壁を身近に導入できるようにと考えて生まれたのが小鹿田土の壁掛けアート。こちらは絵画や鏡のように壁に掛けることができて身近に小鹿田の土を置くことができます。テクスチャーやサイズも選べます。ホテルのベットルーム、自宅の寝室、リビングルーム、玄関、店舗などにも小鹿田焼の陶土の生土を持ち込むことだでき、簡単に配送できる点もお薦めです。
オリジナルプロダクトとして小鹿田焼ランプシェード、唐臼スタンドライト、小鹿田焼手洗いボウル、などの企画制作、販売を行なっています。






実験場(uzumaki)
ここで話し、考え、試しに創り、失敗し、発見があり、また話し、考え、創り、失敗し、発見があり、また話し、この渦巻の中から新しい技術やアイデアが産まれてくる場所。エラノイワのオリジナルプロダクトはここで創られています。この失敗できる場所、試せる場所があることがエラノイワの最大の強みであり、最重要拠点です。












WORKS
この場所だからできること、その⼈だからできること、その時だからできること。素材、職⼈、新しいもの、昔からあるもの、これからのこと、⾃然の⼒。様々な要素のバランスを⾒つつ、施主様の想いとその⼟地や暮らしの中にある個性を重ね合わせる。エラノイワでは、奇をてらわず、オリジナリティのあるデザイン施⼯を⼼掛けています。
PROJECT
ここから様々なプロジェクトが⽣まれます。
2015年から大分県日田市に活動拠点を置いて、ものづくり、場づくりを行なっています。人が会って話をする場所。コーヒーやお酒を飲みながらくつろげる場所。遠方から来て滞在する場所。つくったものが見れる場所。一緒に活動する仲間の場所。ここを拠点に交流が生まれます。
bajio
カフェ&バル バヒーオ
コーヒーやお酒を飲みながら話をするカフェ&バル。地元の⼈と国内外から訪れた⼈たちが交流する拠点。店内のウェルカムボードには訪れて交流した人たちのそれぞれの母国語で、「ようこそbajioへ」「美味しいコーヒーあるよ」など様々なコメントが書かれていて、オープンから7年の間に40言語を超えました。エラノイワとして最初のデザイン施工物件であり、始まりの場所。店内全てがショールームとなっていて、プロダクト商品であるランプシェードや家具などを展⽰・使⽤しているので、こちらで購⼊することもできます。エラノイワの事務所でもあり、リノベーション、家具製作のご相談やお客様との打ち合わせもここで行います。
大分県日田市豆田町14-7
090-4734-1873(エラノイワ)
ご予約のみ
※2023年よりcafe&bar bajioは水処稀荘への音漏れの影響により通常営業は行なってません。エラノイワの事務所兼ショールーム、水処稀荘のインフォメーションカウンターとしてチェックインの手続きなどを行なっています。


水処稀荘
すいこまれそう
1⽇1組限定、1棟貸切の宿「⽔処稀荘」
国内外のお客様がゆっくり滞在できる1日1組1棟貸切のお宿。家族やグループでゆっくり滞在できるのが特徴で、ここを拠点に九州を巡る海外のお客様も多い。また⽔処稀荘全体がエラノイワがデザイン施⼯した物件なので、⽣きたショールームとして実際に使⽤しているものに触れたり、実物を⾒ながらご案内することができます。1日を通してゆっくりとした時間を味わい、翌朝感じる感想が水処稀荘の魅力です。時間と共に染み込んでくる魅力を感じていただくために、水処稀荘では連泊や中長期滞在がオススメです。
大分県日田市豆田町14-7
090-5368-7007


PRODUCT
⾃然素材を使用し、職人の手仕事で造ります。時間の積み重なりによって表情が変化したもの、土地の環境や生活に影響を受けているも、またはこれから経年変化が楽しめるものを素材としています。それらを各専門の職人が工夫しながら創造していく。人間の力では完全にコントロールできない偶然性を含んだものが、エラノイワのプロダクトの特徴です。
⼩⿅⽥焼のランプシェード、唐臼スタンドライト、小鹿田土壁、小鹿田土テーブル、肩肘椅子、パレット古材、時間をかけて⾵合いを出した⽇⽥杉看板などのオリジナルプロダクト。どうぞお気軽にお問い合わせください。

素焼き“トビガンナ”

素焼き“小鹿田土”

素焼き“ボウル”




壁に掛けたり、台座に置いて飾ったりできる土壁です。焼成する前の生土なので陶器とは違い、呼吸や調湿をするので、身体にやさしく深い睡眠が取れる効果があったりします。生活の中に小鹿田の生土を身近に取り入れてみるのはいかがでしょうか?

肩肘なので食事や文筆の動作のじゃまにならず、ゆっくり寛ぐことができる。
日田の日東木工で制作。

ステンレス製フレームでシャープな印象。



”モミ入り小ヒビ仕上げ”
壁に掛けたり、台座に置いて飾ったりできる土壁です。焼成する前の生土なので陶器とは違い、呼吸や調湿をするので、身体にやさしく深い睡眠が取れる効果があったりします。生活の中に小鹿田の生土を身近に取り入れてみるのはいかがでしょうか?

”ランダム ひび仕上げ”
下地や配合を調整することにより、意識的に中央部に大きなひび割れ、周囲にいくにつれて小さなひび割れにした意匠壁。
ブラックチェリーの木枠。
壁に掛けたり、台座に置いて飾ったりできる土壁です。焼成する前の生土なので陶器とは違い、呼吸や調湿をするので、身体にやさしく深い睡眠が取れる効果があったりします。生活の中に小鹿田の生土を身近に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
ACCESS
cafe&bar bajio(バヒーオ)をエラノイワの事務所としています。リノベーションや家具制作等のご相談や打ち合わせはこちらで行っていて、店内ではオリジナルプロダクト品の展示販売も行なっています。メールかお電話でお気軽にお問い合わせください。
⼤分県⽇⽥市⾖⽥町14-7